等々力大橋(仮称)左岸低水護岸設置工事
所在:東京都世田谷区玉堤二丁目地内(主要地方道大田調布線(第11号)
発注者:東京都第二建設事務所
受注者:巴山建設株式会社
工期:令和4年8月8日~令和5年7月25日
工種:護岸設置工、連節ブロック張設置工、かごマット工、大型土のう工、鋼矢板仮締切工
この工事は多摩川に東京都と神奈川県を結ぶ等々力大橋(仮称)を造る為の護岸設置工事になります。
3年前に当社が竣工した「等々力大橋(仮称)右岸低水護岸設置工事(その2)」の東京都側の工事です。
そして現場ではICTに対応した重機を使ったICT施工を行います。
ICT施工の目的は、建設現場の省力化し、生産性、安全性や施工・検査の精度を向上させることにあります。
調査・設計から施工・検査、維持管理・更新においてICT技術を導入し、作成した3次元データを活用することによって実現します。
ICT施工には下記の5つのステップがあります。
①ドローンで撮影した写真情報やレーザースキャナーを用いて起工測量をします。
②これまでの測量では得られなかった膨大な量の点群データを短い時間で入手し、3次元データを作成します。
③作成した3次元データは設計データと併せて自動案内や自動操縦機能を搭載した「ICT重機」と連動させて活用します。
ICT重機を活用すれば、3次元データ・設計データと位置情報に基づいてガイダンスや自動操縦が行われるため、
従来必要だった丁張りの設置を不要としたり、熟練が必要だった建機の繊細な操作が不要としたりすることができます。
④施工実施後の出来形管理についても、ドローンやレーザースキャナー等を活用した測量を実施し設計データと比較すれば、短時間で完了します。
⑤データの納品や行政による検査も容易になります。
5つのステップを全てで行うことができるのも当社の強みになります。
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また、現場では当社初となるBIM/CIMを活用とした工事になります。
BIM/CIMとはドローンやレーザースキャナーを使って作成した3次元データを用いて、
①調査・測量・設計
②施工(着手前)
③施工(完成時)
④維持・管理
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といった工程になります。3次元モデルを導入することにより、
関係者間の情報共有を容易にし、一連の建設生産・管理システムの効率化・高度化を図る取り組みです。
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